AI放送作家拓也「パラオナボーイ」コード進行
自分用に採譜。chordwikiにこういう淫猥な歌詞の曲を掲載できるか不明(たぶん駄目)なのでブログで公開。
{key:C}
[C]オチンポ・パラダイス パラダイス・[F]ラブ・ユー・ベイビー
[Am]オチンポ・パラダイス [G]パラダイス・[F]ラブ・ユー・ベイビー
[Am]パラダイス・[G]オナニー・ボーイ([F]略してパラオナボーイ)
{key:B}
[B]泊まりのウリで [F#/A#]マジ狂いの[G#m]天国さ
[F#]ホテル代も [E]バカにならない[D#m]けどね
[C#m]小遣い稼ぎ[F#]なら [B]これが一番!
[E]俺のケツマン[B]パラダイス
注意:
前半パートの[G]は本当はギターからcとeが聞こえている。そしてbの音が聞こえない。より正確に採譜するなら[Cadd9/G]のようになるだろうか?
ここではメロディ・作曲者の意図(AIの意図とはつまりクリシェや定型進行であろう)・実際の演奏感をふまえて[G]とした。CREEVO(この曲を生成したAI)の仕組みを知らないがちょっとアレンジミス感がある。
感想:
Orpheus「ウルトラマン」と比べれば技術の長足の進歩を感じる。機械学習が進歩して云々、というよりはまず出音の良さだ。音質がよく合成音声がより自然。
ドラムとベースがしっかりさっぱりして聴きやすいのはポップスに向いた作編曲ツールだと思われる。
譜割は中々狂ってる。が、そもそもの(AIのべりすとが書いた)詞がメロディに乗せることを全く考慮していないので頑張った方ではないか。*1
メロディラインはメジャーペンタトニックに従っており譜割に反して手堅い。
コード進行に関して。AIもカノン進行([B]以降)を愛用する。また、[C]→[F]や[B]→[E]→[B]などサブドミナントに進行するあたりがポップスらしく聞こえる。
この曲の白眉は前半から後半にかけて[F]→[B]で接続する部分だろう。曲の展開に対して調を半音下げるという選択が意外で良いし、メジャーコードの増四度進行は定型とは言えないが普通に気持ち良い("エモい")。バッキングがギターからピアノに変わるというアレンジの変化もここではうまくハマっている。全体的にまともな曲でもパクリたくなる良いアイディアだ。
「一つの調内でのコード進行は定型で十分であり、複数の調を張り合わせ方にこそ創意工夫がある」というのはJ-Pop的な作曲の価値観の一つである。そのラインに従いつつこの曲はAIの可能性を示して見せた。